首都高速 都心環状線にはPAがあった!? 【日本の道路解説シリーズ 首都高速 都心環状線】
道路解説シリーズの第1弾として首都高速 都心環状線について紹介して行きます。
道路の概要
まずは、都心環状線の基本情報からです。
全長:14.8km
1周にかかる時間は約15分程度です。
しかし、都心環状線は慢性的な渋滞が発生しており、15分で1周できるのは深夜などの一部の時間に限られます。
都心環状線は、時計回りが外回りで、
反時計回りが内回りとなっています。
外回り・内回りとも4車線道路(片側2車線)で、川の上などに建設されているため車線の増加はほぼ不可能です。
では、なぜ川の上に建設されたのでしょうか。
その答えは、東京オリンピックに間に合わせるためです。
首都高速が建設開始された当時は、首都高速の開通を東京オリンピックに間に合わせるために急ピッチで建設が開始されました。しかし、都心の空いている土地は少なく、用地買収は難航しました。
なので、公有地である川の上ならば用地買収が簡単だということで、川の上を使って建設が開始されました。
現在は、川の幅いっぱいに道路が建設されているためこれ以上の道路の拡張は難しいのです。
都心環状線に接続している高速道路は、全部で9つあります。
東京高速道路(京橋JCTから分岐する支線(都道首都高速8号線)を経て白魚橋乗継所で接続)
Wikipediaから引用
東京高速道路とは、別名KK線などと呼ばれている通行料無料の高速道路です。
東京高速道路については、いずれ解説したいと思います。
都心環状線は地方に伸びる放射状の道路を接続する役割を持っています。
そのため、放射状の首都高の道路に接続をしています。
都心環状線にPAが存在していた?
現在は、都心環状線にはPAは存在していませんが、2013年2月19日までPAが存在していました。
その場所は、外回りの新富町出入り口付近です。
今は、非常駐車帯になってしまっています。
PAとして営業していた当時は、「新富PA」との名前で売店などはなく、トイレのみ使用することができました。
おそらく、合流車線がほぼないこと等から廃止になったものと思われます。
都心環状線の正式な路線名
一般的には都心環状線という名前が定着しているが、実はこの名称は愛称です。
正式な路線名は、
Wikipediaより引用
です。これらの路線名で読んでいると分かりにくいので、「都心環状線」と愛称をつけて呼んでいます。
暴走行為
深夜の時間を中心に、都心環状線に限らず首都高速では周回走行を行う「ルーレット族」と呼ばれる暴走行為が多発しています。
イエローカットや速度超過など、違反を行いながら走行しているので警察もそれに対抗するため、移動式オービスの設置などをすすめています。
また、「ルーレット族」は全国的に知られておりゲーム化もされています。
これらのゲームを見たことある方は多いのではないでしょうか。
首都高バトルや湾岸ミッドナイトなどレースゲームとして発売されています。
公道で首都高をサーキットのように使用するのは、危険な行為です。
それでも、首都高を速く走りたい場合はゲームをプレイしてみるのがいいかと思います。
これからも、日本の道路について解説していきたいと思います。
次回もお楽しみに!
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