オービスについて徹底解説 バイクはオービスの取締りの対象外?
車を運転する人なら誰でも気にするであろうオービスについて、今回は解説していきます。
オービスの種類
オービスには大きく分けて5つの種類があります。
1.レーダー式オービス
基本的に常に速度測定用の電波を発しているオービスです。
レーダーを車に照射して速度を測定しています。
常に電波を発しているので、オービス探知機で探知可能です。
違反車両をフィルムに記録するタイプなので、違反車両を撮影したときにフィルム切れが起きている場合があります。その場合は、フラッシュは光りますが撮影は行われないので警察署からの呼び出しはありません。
2.ループコイル式オービス
2つのコイルを地面に埋め込んで、車が通ったときの磁気の変化を感知して2点間の通過時間からスピードを割り出す仕組みのオービスです。
誤検知を防ぐために2回計測され、2回の計測値に大きな差があった場合は誤検知として撮影は行われません。
レーダー式オービスと同様にフィルムで記録するため、フィルム切れが起こる可能性があります。
電波が出ていないのでオービス探知機では探知不能で、オービス探知機は事前にループコイル式オービスの場所を調査し、その位置情報から警報を発しています。
3.Hシステム
現在、最も設置されているオービスです。
フィルム式ではなく警察署と通信で接続されているので常に写真を送信でき、フィルム切れがありません。
旧Hシステムと新Hシステムがあり、新Hシステムではスピード測定の電波の照射パターンを変えることで、オービス探知機に探知されにくくしています。
4.LHシステム
ループコイル式オービスとHシステムを組み合わせたオービスです。
ループコイル式オービスのメリットのオービス探知機に探知されないことと、Hシステムのフィルム切れがないというメリットを合わせています。
LHシステムのLはループコイルの頭文字です。
費用がかなりかかるので、重点的に速度取締りをしたいポイントに設置してあります。
5.移動式オービス
「可搬式速度違反自動取締装置」や「半可搬式速度違反自動取締装置」と呼ばれているオービスです。
ネズミ捕りではサイン会場と呼ばれる違反切符を着る場所が必要ですが、移動式オービスは通常のオービスと同じで後日呼び出します。
そのため、通学路などの狭い場所で速度取締ができます。
レーザーを使用しているので従来のオービス探知機では、探知が困難です。
新しいオービス探知機なら探知が可能な機種がありますが、探知したときにはほとんどの場合で、計測が終了しています。
また、移動式なのでオービス探知機が位置情報に基づいて警報を鳴らすことも難しいです。
オービスの疑問 徹底解説
Nシステムは速度取締りをしているの?
Nシステムは、「自動車ナンバー自動読取装置」と呼ばれる装置で速度取締りは実施していません。
なんでフラッシュが赤いの?
オービスが速度超過を探知したとき、撮影する際に赤いフラッシュを焚きます。
警察から正式な発表があったわけではないですが、一般的には運転手に速度超過を自覚されるためと言われています。
警察署からの呼び出しの際に、どこで違反したのかわからないと運転手が感じるのを防ぐためです。
何km/hの超過でオービスに撮られるの?
一般道では制限速度を30km/h以上、高速道路では制限速度を40km/h以上超過したときと言われています。
バイクでもオービスに撮られるの?
オービスは前から写真を撮影するため、前にナンバーがついていないバイクは取締の対象外です。ただし、悪質な場合は警察の捜査が行われる場合があります。
まとめ
今回は、オービスについて解説してきました。
速度超過に気をつけて楽しいカーライフを過ごしましょう。
※この記事は速度超過を推奨する記事ではありません。
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